初心にかえって… かにのフレンチカレー!
最近は何だか慌ただしくて、一つひとつのことにじっくり取り組もうとか、今目の前のことに集中しようとか、自分に言い聞かせないとバタバタしたまま時が過ぎてしまうという感じ。そんな中でふと思うのは、「わたしは何のために、誰のために商売を始めたんだっけ?」ということです。
美味しい、簡単 おうちごはん。食材の宝庫・東北から。
苦労して作ったキャッチフレーズです。
最近はわたしも慌ただしくて、家でごはんが作れない、あるいは作るのがとても億劫。でも外食はしたくない。家でごはんが食べたい。そうそう、わたしはそういう人たちの役に立ちたかったんだわ。
元々、東北は東日本の食材供給基地。日本の食文化が今も普通に根付いている地域でもあります。だったら「東北産」をもっと前面に出して、都会のお客さまにお届けしよう。
今月は「美味しく簡単に家で食べられる」新しい商品が入荷しました。かに物語の、Deep Sea Red Crab フレンチカレー。カレーはわたしも大好きでよく作りますが、プロのフレンチカレー、やはり美味しい。山形・鶴岡のアル・ケッチアーノ 奥田シェフも、かに物語のアドバイザーをされています。ごはんを炊いて、フレンチカレーを湯煎して、その間に夏野菜を軽く炒めて、よそって出来上がり。
宮城県気仙沼で、元々業務用の遠洋漁業・水産加工を行っていたカネダイさん。アフリカ・ナミビアで獲れるDeep Sea Red Crab(まるずわいがに)は、色は黒っぽくまるっと小太りで、社員の皆さんは、このちょっと不恰好で可愛らしい蟹を日本で広めていこうと尽力されていました。そんな最中、あの大震災が起こり、気仙沼の加工場は津波で流され、残ったのが遠洋漁業に出ていた蟹籠船とマグロ船。辛く苦しい中、社員の皆さんが「この蟹を宝物として大事に育てていこう」と立ち上げたのが「かに物語」です。
わたしも大好きな、かに物語さんのビスク(まるずわいがにを白ワインで炒め、野菜を入れて煮込んだトマトベースのスープ)がベースになって、このフレンチカレーが出来上がっているそうです。この本格的なフレンチカレーの作り方、ぜひ知りたいし研究したいと思います。