Rice field in Hanamaki

ローカルとグローバル。その間で考えたこと

北の玉手箱という会社をつくって3年、東北食材の販売を開始して2年半。わたしは仕事をする上で「3年1クール」のリズムが染みついているのですが、ここで一度振り返り、活動の改定をすることにしました。今の気持ちを記しておこうと思 […]

岡本太郎と縄文、伝統、そして東北

岡本太郎が縄文と東北に強く惹かれていたことを知ったのは、先月、川崎市の岡本太郎美術館に行った時のこと。太陽の塔のレプリカのすぐ近くに、東北で写真撮影に夢中になっている太郎さんのモノクロ写真が何枚か飾られていました。わたし […]

Exploring Tohoku by Norio Akasaka

柳田民俗学にノーを唱えた人。「東北学/忘れられた東北」を読んでみた。

柳田國男の「遠野物語」と聞くと、「失われた日本」「美しい農村」みたいなファンタジーのようなイメージを持っていた。自宅のある武蔵野市と岩手県遠野市は友好都市で、市内では遠野物語に関する展示やイベントが時々行われ、2年ほど前 […]

塩竈からはじまった北の玉手箱

昨年末、仙台に出かける友人にあれやこれやおすすめの場所をあ挙げていたら、知らないうちに塩竈をすごく勧めていた。 実は、塩竈という場所を知ったのは東日本大震災のとき。東北にはまったく土地勘がなくて、塩竈と釜石の違いもよくわ […]

Early autumn

東北で出会った松本竣介、舟越保武、佐藤忠良

美術が好きだ。会社員時代、出張でいろいろな都市に行くと、時間があれば美術館に行くのが楽しみだった。東日本大震災後、東北を訪れる機会が増え、自然と宮城県美術館や岩手県立美術館で過ごす時間も増えた。 そんな中で出会ったのが、 […]

Autumn in Kesennuma

気仙沼、北上、花巻、仙台へ

11月後半の連休、気仙沼大島に行った。以前の勤務先の先輩で、震災後三陸の事業者さんをサポートしている方が、毎年行っているチューリップ植えのお手伝い。11月に東北を訪問するのは初めてで、雪にならないかハラハラしながらの毎日 […]

Ishinomaki

石巻

仙台から近いこともあって、石巻には何度も足を運んだ。何もできないけど、とにかく被災地に足を運ぼうと初めて仕事以外で訪れたのが2012年3月11日。やがて取引先になるお友だちが仙台にできたことで、その後も石巻にはよく連れて […]

Hanamaki in snow

文化の継承とは…

冬の三陸に行ってきました。釜石から山田に向かう途上、「あれ、ここはどこ?」と思うことが何回かありました。前回来たのは昨年8月末。まだ半年経っていないのに…。風景が変わったのは、高台造成と防潮堤建設が急ピッチで進んでいるか […]

noda salt 2

龍泉洞と、野田の塩

田老で作り手さんを訪問し、お昼をごちそうになったあと、国道45号線を北上、途中内陸に入って岩泉に立ち寄り、チーズのように濃厚なヨーグルトを堪能し、龍泉洞に向かいました。 実は昨年春、美味しい食材を求めて宮城と岩手を放浪し […]

kirikiri

東北と縄文

ちょっと間があいてしまいました。記憶が新しいうちに、記録を残しておかねば…。陸中の田老を訪れたのは、ある作り手さんを訪問するためでした。 震災後、わたしの友人の中には東北関係の仕事に携わることになった人が多く(なぜかみん […]