青森シャモロック

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8月下旬の三陸訪問で、最後に訪れたのが青森県五戸の株式会社グローバルフィールドさん。青森県畜産試験場が20年かけて開発した特産地鶏「青森シャモロック」を飼育、加工、販売しています。

青森シャモロックと出会ったのは、吉祥寺のある日本酒やさん。もう6、7年前になるでしょうか。初めて聞く「青森シャモロック」ってなんだ?!と興味津々で頼んだところ、プリプリした歯ごたえがとても美味しい。その後、気になりつつも他のお店では食べることができずそのままになっていましたが、東北支援の仕事をしている友人が作り手さんを紹介してくれて、訪問することができました。

肉のプリプリした歯ごたえと、肉とスープの濃厚な味わいが特徴です。地鶏の中で、唯一、宮内庁の御料牧場にも出荷されているそうです。

Aomori shamorock producer

この美味しいお肉とスープを使って何を作ろう? いくつか試作してみました。まずはシンプルに、鶏つみれと旬の蕪でポトフ。スープは2倍濃縮で、スープと水の比率は1:2ということですが、わたしは1:3でやってみましたが十分濃厚です。蕪は煮崩れしやすいので大きいままで、鶏つみれは下味がついているのでそのまま、スプーンで形を整えてスープに入れます。塩気を足さなくても十分美味しいです。

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次は、正肉スライスを使ってトロトロ卵の親子丼。正肉スライスは、つくねとともにお鍋の具材を意図してつくられていますが、地鶏といえばやっぱり食べたい親子丼。ときどき催事で食べる、秋田「比内や」のトロトロ親子丼が大好きなので、それに倣って卵トロトロにしてみました。正肉スライスは解凍まで時間がかかりましたが、お酒とお醤油で下味をつけているうちに自然解凍。濃縮スープ、水、お醤油、みりん、お酒、お砂糖で薄切り玉ねぎと鶏肉を煮込み、卵を加えてトロトロのうちにごはんにのせて出来上がり!

chicken and egg bowl

 

でも、地鶏の歯ごたえを一番楽しめるのは、シンプルに炒めたものかもしれません。地鶏の炭火焼、美味しいですよね。うちでは残念ながら炭火焼はできないので、ピーマンと炒めて塩胡椒だけでシンプルに味付け。歯ごたえと、ジューシーさがたまりません。

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11月といえば、ボジョレー・ヌーボー解禁の月。好き好きあるみたいだけど、わたしはあの軽さが大好きです。ワインの仕事をしている友人によれば、鶏とボジョレーはぴったりとのこと。色々あわせてみたいと思っています。