大らかに「うち」の味 ビスクでリゾット風

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食材の仕事を始めて感じるのは、みんな自分の調理方法をなかなか人に言いたがらないんですね。どうも、みんな「わたしは自己流」と思っていて、「こんなやり方を人に伝えるのは恥ずかしい」という気持ちのようなのです。

おそらく、昔からそう感じる女性は多くて、だから家族だけが知っているお料理の味が生まれて「おふくろの味」とか「家庭の味」と言われるようになったのではないかしら。

実はわたしもそう感じている一人で、「うん、これは美味しい」と思っても、Facebookに写真は載せても手順や分量は言いたくない、と思っていました。「それ、全然やり方違うじゃん」って言われたくないから。

でも、阿佐ヶ谷の「おたがいさま食堂」に出たり、友だち(あまちゃんとか)が大らかに食材をアレンジしたりしているのを見ていると、「美味しければ何でもありなんじゃないかなー」と思うようになりました。おたがいさま食堂では、みんなやり方がちょっとづつ違って、それが面白かったりヒントになったり。

それで、かに物語さんのビスク(かにのトマトクリームスープ)が好きなお友だちに、「こうやってリゾットを作ったよ」と知らせたら、結構参考になったみたいなので、ここでもお知らせしておきますね。何回かやってみて、これが一番安定して失敗なく美味しい、という手順です。

<材料(2~4人分)>

かに物語さんのビスク1パック、お米1合、オリーブオイル(大さじ2~3ぐらい)、玉葱 1/4個(みじん切り)、にんにく1かけ(みじん切り)、バター1かけ、お水1カップ、パルメジャーノの入った(入ってなくてもいいけど)とろけるチーズ、イタリアンパセリかパセリのみじん切り、塩、胡椒

1.玉葱とニンニクのみじん切りをたっぷりのオリーブオイル(大さじ2杯ぐらい)で炒める。ハーブソルト(または塩)と胡椒で軽く味付け。

2.お米を足して、さらに炒める。2分ぐらい。バター1かけを足す。

3.湯煎したビスクと、カップ1杯の水を足して、沸騰したらフタをする。

4.10~12分程度炊いて、フタをあけて、水分がほぼなくなってきたら火をとめる。水分が多いようだったら、フタをずらしてもう少しだけ炊く。

5.パルメジャーノの入ったとろけるチーズ(普通のスーパーで売っている高くないもの)をたっぷり、お米が隠れるぐらい入れる。フタをして、そのまま5分程度蒸らして出来上がり。

6.お皿に盛り付けて、イタリアンパセリとか、パセリのみじん切りをちらしてどうぞ。

risotto with bisque

たっぷり食べるなら2名で、そうでなくても普通に4名ぐらいで楽しめる分量です。ビスクだけだと塩気が物足りないので、塩胡椒したり、バター入れたり、チーズをたっぷり入れました。

どうも本当のリゾットの作り方とはずいぶん違うみたい。洋風炊込みごはんとか、ピラフとかパエリヤとかとごっちゃになった作り方ですが、美味しいし簡単だし失敗もないし、まーいいかなっ!と思ってお友だちの家でも作ってます。

これからも大らかに、美味しく簡単に、楽しくごはんを作っていきたいです。